Interview

株式会社 土木管理総合試験所

社会インフラ部門 社会基盤マネジメント部
神奈川支店 課長  岩田 摩希彦

Interview

社会インフラ部門 社会基盤マネジメント部
神奈川支店 課長  岩田 摩希彦

―入社した経緯を教えてください。

きっかけは「3.11」の経験

3.11を経験した日本では、原発の事故を受け、「放射線は怖いもの」という認識が広がっていました。そんな世の中を生きていた学生時代の私は、「怖いと言うけれど、なぜ怖いのか?どこが危険なのか?」という疑問を持っていました。怖がるのなら、正しく怖がりたかったのです。その疑問をきっかけに「放射線取扱主任者」の勉強をし、資格を習得するに至りました。
DKに興味を持ったのは、その資格を活かしたいと考えたからです。また、専攻がバイオサイエンスでしたので、当社であれば環境部でも活躍できる可能性を感じていました。
あとは、日常的にスーツを着ない仕事というのも、個人的には大きな魅力でした。スーツが苦手なので(笑)

―DK社会基盤マネジメント部の役割とその魅力は何でしょうか?

仕事の全てが社会につながること

社会基盤マネジメント部は、社会に現存するインフラと、これから作るインフラを、調査点検という手段をもって、より長い間安全に使えるように貢献する役割を担っています。
▼社会基盤マネジメント部の業務例
【コンクリート試験】コンクリート構造物の品質管理試験|試験・調査・分析|土木管理総合試験所のサービス

この仕事の最大の魅力は、携わるすべての仕事が社会の安心安全につながり、無駄な部分がないこと、そして、それを実感できることです。また、当部は試験室部隊と調査部隊が同じ組織内にあります。そのため、幅広い業務に関わりながら、多角的に技術力を高めることが可能です。

あとは、警察署の留置所やテーマパークの裏側といった、普段立ち入ることのできない場所で仕事をするのも、魅力の一つです。

―岩田さんの担当業務について教えてください。また、管理職になり変わったことはありますか?

社会基盤マネジメント部の課長として、労務管理的な仕事はもちろん、調査点検の現場作業と報告書作成も担当しています。
管理職に就いたのは最近のことなので、課長としての経験はまだまだ浅い身ですが、すでに仕事との向き合い方が大きく変わったと感じています。仕事を自分一人で完結させる立場でなくなったことが、一番の理由です。
また、普段関わっている皆さんの変化も印象的でした。部下は、「岩田さんは課長なのだから、これは私がやります」と率先して業務を引き受けてくれますし、上司は、「大丈夫か?悩んでいないか?管理職のここは辛いよな」と声をかけてくれます。心優しい人たちに囲まれて、私は幸せ者です。

―神奈川支店の拠点管理者としてもご活躍されていますよね。神奈川支店とはどのようなチームなのでしょうか?

神奈川支店は、社会基盤マネジメント部以外の色々な部門が駐在しているチームです。多種多様な技術提供が可能な一方で、部門の垣根を超えた複雑な連携が求められます。
お客様に滞りなく技術をお届けできるよう、また、社員がスムーズに働けるよう、調整を働きかけるのが拠点管理者の仕事です。心理的には、からくり装置を調整している感覚です。ビー玉が装置に引っかかっていたら、その原因を確認して改善していくように、悩みを抱えた社員や課題を抱えた案件があればヒアリングをし、解決策を考えます。神奈川支店というからくり装置の中で、仕事が順調に回っているのを見ると、とても嬉しい気持ちになります。

―神奈川支店ならではのお仕事を教えてください。

ならでは…というと、斜面地の調査ですかね。神奈川県横浜市には斜面地がたくさんありますので、誰かが見に行かなければなりません。私が入社して以来、定期的に対応をしています。社内の分類的には社会基盤マネジメント部の仕事ではないのですが、世の中に必要な仕事ですので、業務対応しています。
あとは、メタルを扱っているのも神奈川支店の特徴です。

―メタルの分野ではどのようなお仕事をされているのでしょうか?

私が担当している案件ですと、「間隙測定」という、石油タンクの底板とコンクリート基礎との隙間を調べる仕事をしています。

▼「間隙測定」とは
鉄板とコンクリートのすき間を測定 中性子による石油タンク底板下の間隙測定技術

この隙間が広がりすぎると、漏えいのリスクが高まるので非常に重要な試験ですね。石油タンクという巨大な構造物が対象なので、その分日数もかかります。例えば、先日担当した現場では、支店と現場の移動を含め7日間をかけて測定しましたね。

―石油タンクの中でお仕事をされるのですか?

はい。石油タンクの中はあまり見る機会がないですよね。私が担当した石油タンクは「地中タンク」といって、地中に埋まったコップ型のタンクに、石油の増減に併せて昇降する蓋が付いた構造をしています。測定時には石油を全て空にするので、タンクの底に蓋が下りている状態です。蓋に空いた穴からタンクの底に降り立って測定を行うのですが、そこから見渡して見えるのは、50mほどの巨大な壁とその上に広がる青空のみなので、初めて見たときは某巨人漫画のようだと感じました。
石油タンクに対して測定器は小さいので、測点(測定をする位置)も300以上あります。人為的ミスが発生しないよう、細心の注意を払って仕事をしています。

―資格が活かされているように感じますが、いかがでしょうか?

「間隙測定」では放射性物質を使用するので、資格者が対応することでお客様にご安心いただいています。学生時代に取得した資格を活かしたいと思い、DKへ入社した身ですが、まさか本当に役立てられるとは思わず、とても嬉しく思っています。
社会基盤マネジメント部では、資格が必要な作業が多数ありますので、私も積極的に取得しています。正直、資格取得の勉強は大変です。ファミレスや図書館で勉強したこともありました。でも、お仕事につながると嬉しいですし、何より自分自身の財産になります。最近では、子どもと一緒に図書館へ行って勉強しようと計画しています。人生日々勉強ですね。これからも楽しみながらできることの幅を広げていきたいです。

▼DKの有資格
有資格者 | 企業情報 | 株式会社 土木管理総合試験所

―休日はどのように過ごされていますか?

最近第2子が生まれたので、そのお世話に明け暮れています。それがある程度落ち着いたら色々やりたい事があります。奥さんも子どもも刺身が好きなので、以前はよく魚を捌いていたのですが、それを再開したいですね。魚は一匹丸々で買った方が経済的です。今後は干物や味噌を作りたいと思っています。家庭でバイオサイエンスの実験ですね。味噌がうまくいったら、次は醤油に挑戦したいです。仕事もプライベートもやりたい事が多いので、人生暇しないです。

―最後に、求職者の皆さんへメッセージをお願いします。

「自分に合う仕事」とは

就職活動をしていると、時に「自分に合う仕事は何だろうか?」と悩むこともありますよね。そんなお悩みをお持ちの方へ、私が実際に働いてみて感じたことをお伝えします。
それは、「自分に合う仕事を探すのではなく、自分が無理なく合わせに行ける仕事や環境を探す方が、実際に働く上ではストレスが少ない」ということです。
意外に思われるかもしれませんが、相手(仕事や会社)に期待しすぎず、また自分も無理なく合わせに行ける状態こそが、うまく付き合っていける「自分に合う仕事」なのだと私は考えています。

その選択肢のひとつに、当社を入れていただけたら嬉しいです。


社会インフラ部門

社会を支える構造物を、守り続ける

道路、橋、トンネルなど、社会を支えるコンクリート構造物の安全性と長寿命化を担う部門です。既設構造物の劣化診断、新設構造物の品質管理、レーダーを用いた路面下空洞調査など、非破壊検査技術を活用した予防保全を推進しています。

事故や大規模補修を未然に防ぎ、社会インフラの安全・安心を支える。私たちの暮らしを足元から守る仕事です。

Organizational Structure
社会インフラ部門 組織体制

技術管理室

社会基盤マネジメント部
調査課(中日本)
調査課(東日本)
調査課(西日本)
建築課
非破壊検査課
物理探査課
設計解析課
試験課

工事部
工事課

Interview

インタビュー

岩田 摩希彦

仕事の全てが社会につながる

調査課(東日本) 課長