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Interview

「ノーと言わないDK」だから
知識と経験が増えて、
コンサル力が増していく

株式会社土木管理総合試験所
環境部部長 技術士 山谷 良登

山谷 良登

入社した経緯について教えてください

長野の山に導かれて決めた就職

新卒で大阪の企業に就職したのですが、当時、スノーボードや登山が趣味で、毎週のように長野に通っていました。それがきっかけで、2000年に長野の環境調査の会社にIターン就職しました。2004年に当社に入社し、もうすぐ勤続20年になります。以前から業務内容のカテゴリーは環境調査でしたが、分野は少しずつ変化しています。2019年に東京本社に転勤になり、山からは遠くなりましたが、趣味のマラソンを活かして、毎日往復20kmのランニングで通勤しています。

インタビュー

現在の業務内容について教えてください

環境調査のスペシャリストとしてソリューションを提供する

技術士の資格を3つ保有しており、幅広く環境関連の業務を担当しています。長野本社に勤務していた頃は、ダム建設などの構造物の建設に際して、可能な限り自然環境を保全するために、周辺に生息する動植物の調査を行い、地域の生態系に与える影響を予測評価し、保全するための提案を行っていました。4年前に東京本社に異動し、現在は、主に法改正によって需要が増加したアスベスト関連の事前調査に対応しています。そのほか、長野県の砂防堰関連工事に伴う環境調査やメガソーラー関連の環境調査も担当しています。

環境調査のミッション、やりがいとは?

お客様の依頼に対して、環境調査のスペシャリストとして最適なソリューションを迅速に提供することです。弊社のお客様は総合建設業、いわゆるゼネコンが多いのですが、地面を掘削したら有害なものが出てきたという課題があった場合、弊社がそれをクリアするための調査や対策についての提案を行います。我々の仕事は、報告書がベースになり、構造物や建築物のように、わかりやすく形として残りません。しかし、お客様から、我々の提案を受けて無事に竣工したと報告を受けると、やはり達成感がありますし、お客様の言葉が我々の喜びにつながります。
私たちの仕事は、公共の福祉や国民の生命、財産を守るインフラなどの開発計画がある際に、可能な限り、本来の機能を維持しつつ、環境を保全するために、調査、提案することです。適切な調査計画の提案や保全措置の実施によって、環境負荷を最小限に止めることができたときは、特にやりがいを感じます

社内の雰囲気について教えてください

業務範囲の広さや拠点の数によって、ノウハウが蓄積され共有される

社員全体が若く活気があります。また、長野の自然に惹かれて当社に就職した社員も多く、週末は鳥を見に行ったり、蛇や昆虫を探しに行ったりと、動植物が好きで、それぞれの拠点での暮らしを楽しんでいる人も多いという印象があります。

インタビュー

土木管理総合試験所の魅力とは?

弊社の特徴は、業務範囲が広く、さまざまな分野に対応が可能な点です。環境調査だけの会社はたくさんありますが、弊社は地質調査、非破壊検査など、さまざまな部門があり、測量含めて幅広く対応可能です。弊社の社是に「ノーと言わないDK」という言葉があるのですが、お客様に対して「これはうちの業務範囲外なのでできません」と突き返すことはありません。担当者が勉強して対応するか、社内にはさまざまなエキスパートがおりますから、そのつながりで解決策を探ります。通常業務の中での勉強は負担になりますが、それによってかなり力がつきます。どうしても対応できない場合は、協力会社を紹介します。それを繰り返すことによって、個人に蓄積されたノウハウが社内で共有され、コンサルタントとしての知見が増えていくのだと思っています。弊社は、さまざまな部門や拠点があるため、入社する方にとっては将来に渡り多くの選択肢がありますし、さまざまな経験を積むことができるのも魅力のひとつです。

インタビュー

これからの目標は?

技術士の経験と知識を若手に伝え、社内全体の知見と技術力を高めていく

一つ目の目標は建設コンサルタントとしてさらなる高みを目指し成長していくこと、そして二つ目の大きな目標は後進の育成です。私が入社した2004年の頃は、弊社は試験・調査が主な業務内容の「試験屋」でした。それが徐々に、調査結果からその先まで提案する、付加価値の高いコンサルティング企業に成長しています。コンサルティングは、経験がノウハウに繋がっていく部分が多いので、技術移転しながら若手の技術力を高めて、より必要とされるコンサルタントに成長していければと考えています。私たちの技術の一つひとつは点ですが、それが線となり、面となり、やがて立体的につながっていくことができれば、我々、技術者の世界観が広がっていくと思います。