日本に興味を持ったきっかけは？また日本語の勉強はいつから始めましたか？

一番魅力的だったのは技術力。

小さいころから日本の漫画やアニメを見ていたので、日本語を字幕なしで見たいと思いました。それがきっかけで日本について調べました。もちろん文化や歴史についても興味を持ちましたが、一番魅力的だったのは技術力です。
日本の技術力がトップレベルだということに興味を持ち、いつか日本に留学したいと思うようになりました。
正式に日本語を勉強したのは2011年から2年間です。日本語で、化学や物理、数学の授業を受けましたが、かなり苦労しました。

土木管理総合試験所へ入社したきかっけを教えてください。

電磁波レーダ探査に興味を持ったためです。大学では高感度磁気センサーの研究をしていましたし、磁気センサーと電磁波レーダは似ている部分もあり、知識を活かせると思いました。しかし、実際入社してみると、分からないことが多く、日々学ぶことが多いですね。

現在の業務内容・やりがいを教えてください。

電磁波レーダの解析プログラムを開発しています。

今まで技術員の判断や、破壊しなければ分からなかった床板の劣化調査をプログラミングで結果が出せるような技術です。また、DXを推進する中で、報告書作成支援プログラムの作成を行いました。
今まで手動で解析して報告書作成を行っていたため、時間がかかり、ミスも発生してしまう状況でした。それをデータのファイルを選択するだけで解析から報告書が自動で作成されるプログラムを構築しました。

今後の目標を教えてください。

既存のものを使いやすくし、それを使用する方のために改良していきたいと思っています。

そのためには直接現場で意見を聞いて課題を抽出し、その課題に対して自分のできる技術で解決したいと思います。「勉強」は好きではないですが、「学ぶ」ことは好きなので、これからも様々な経験を積み、当社の技術開発に貢献するだけではなく、日本や自国にも、貢献していきたいと思います。